総合アレルギー講習会は、日本アレルギー学会の専門医の方向性である、Total Allergistを目指した講習会で、アレルギー疾患の病態全般を理解する知識と、基盤5領域(内科・小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科・眼科)の必須の知識と基本的な診断・治療技術の修得を目的としたものです。今年は、2025年3月22日~23日に、神戸国際会議場・神戸ポートピアホテルで行われました。本講習会は、講義と実習からなり、隔年で、関東または関西で開催されます。講習会が関東で行われるときには、我々呼吸器内科スタッフがアレルゲン免疫療法の実習を担当することが多いのですが、今年は関西でしたので、講義のみ担当しました。
今年の総合アレルギー講習会は神戸で開催されました
永田センター長は、シンポジウム「アレルギー疾患ガイドラインの現状と問題点」及びシンポジウム「免疫療法の現状と課題」の座長、杣教授はシンポジウム「成人・小児喘息の基本知識から最新情報まで」の座長を担当され、私は「成人・小児喘息の基本知識から最新情報まで」の「病態生理概論・増悪因子」の講義を担当しました。喘息予防・管理ガイドライン(JGL)2024においては、策定委員会(喘息予防・管理ガイドライン2024WG)のメンバーにいれていただきましたが、JGL2024における、喘息の病態生理と増悪因子についてお話ししました。「免疫療法の現状と課題」のシンポジウムでは、我々のデータも、近年明らかになった重要な知見として、紹介されました。
シンポジウム「免疫療法の現状と課題」の座長を担当した永田センター長
総合アレルギー研究会は、Total Allergistを目指し、専門医のレベルアップを目的とする研究会ですが、基本的な話だけでなく、最先端の応用まで幅広い内容となっており、特に食物アレルギーやコンポネント診断など最新のアレルギー学の知識のアップデートに大いに役立ちます。ボリューム的にもちょうどよく、毎年参加を楽しみにしております。お勧めの研究会で、専門医取得/更新のタイミングだけでなく、それ以外でも現地で受講されることを推奨させていただきます。
(文責:呼吸器内科 中込一之)