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第5回日本アレルギー学会関東地方会が開催されました

日本アレルギー学会は2019年に各地方支部を新設し、筆者(永田)は初代の関東支部長を拝命いたしております。そして埼玉医科大学アレルギーセンターは関東支部事務局を担当いたしております。第5回のその関東の学会が、3月27日土曜に秋葉原コンベンションホールにおいて、集会型とWEB参加とのいわゆるハイブリッド形式にて開催されました。関東支部長といたしましては内科や小児科だけでなく、アレルギー診療に関連されるすべての諸診療科に学会長でご活躍いただくことを切に願っており、今回の学会会長は順天堂大学浦安病院眼科学教授の海老原伸行教授にお願いをいたしました。同先生はこのコロナ禍のなか、「逆境に負けないアレルギー診療」との学会テーマを掲げられてこの学術集会を開催されました。

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プログラムの表紙に病魔に打ち勝とうと、なんと!「アマビエ」くんの姿も~

写真2挨拶をされる順天堂大学教授・海老原伸行会長

 当日は一般演題のほかに会長特別企画、教育講演、教育セミナー、ランチョンセミナーなど多様なプログラムが展開され、活況を呈して盛会となりました。当センターからは呼吸器内科の杣知行准教授が教育セミナー「重症喘息の新たな展開」で講演をされ、また一般演題の座長を同科の中込一之准教授が担当されました。

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座長を担当する中込一之准教授(左)。
なお右は本学の立つ地、埼玉県毛呂山町御出身の東京大学・原田広顕先生です。

 一般演題では埼玉医科大学病院の2年目研修医で、今春わたくしどもの呼吸器内科に入局予定であります宇野達彦先生が「電子タバコから紙巻タバコに切り替えて発症した急性好酸球性肺炎の1例」について症例報告の発表をされました。晴れの学会デビューです!

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一般演題を発表する本学研修医・宇野達彦先生。落ち着いていました。

 筆者は自分の専門研究分野であります好酸球について、近年の新規知見によって従来の考え方が覆るのか否かに関しての「好酸球性炎症の“?”“?”“?”」と題した教育講演の演者を担当させていただきました。

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講演の冒頭、この秋に会長をつとめる日本アレルギー学会学術大会の宣伝もする永田

 本学会は引き続くコロナ禍でどうなることか?と危惧された面もあったのですが、結果的には、現地参加が約50名、そして実に200名以上のWEB参加があり、まれにみる大盛会となりました。無事に盛大に、大変な成功裏に終わりましたことを、学会長をお努めくださった海老原伸行教授、ならびに順天堂大学関係者各位、そして活発にご参加くださった関東地区の眼科系学会員のみなさまにも感謝と敬意を申し上げする次第であります。

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現地参加した呼吸器内科スタッフ

 本学会が、関東地区で活動される臨床医皆さまの知識の向上、ひいては専門的アレルギー診療の均てん化またとくにアレルギー研究発展の一助となればありがたいと考えるものであります。
なお次回、第6回の日本アレルギー学会関東地方会は、2021月11月27日(土曜)に、山梨大学免疫学・中尾篤人教授を学会長として同じ会場にて開催予定です。広くこの領域にご関心のある医師のみなさまはもちろん、医学部の学生さんあるいは看護師さんなどのメディカルスタッフのみなさま等にもご参加いただけますなら幸いです。(文責 永田 真)

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