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「平成30年度アレルギー疾患研修会」が開催されました。

2月4日(月)14時15分~16時30分 大宮ソニックシティ小ホールにおいてアレルギー疾患研修会が行われました。保育所、幼稚園等の学校及びその他の福祉施設等の職員並びに行政担当者に対して、アレルギー疾患患者に対する対応能力の向上を目的として研修を実施いたしました。本研修会は今年度より埼玉県アレルギー疾患対策事業委託事業として、埼玉県疾病対策課と埼玉医科大学病院(埼玉県アレルギー疾患医療拠点病院)が共催として開催しております。
講演内容は「こどもたちのアレルギー疾患 ― 保育園・幼稚園等での対応について ― 」で、当院小児科の徳山研一教授 が担当されました。アレルギー疾患の原因から始まり、乳児期・幼児期での“食物アレルギー”や、“気管支喘息”について、症状・検査方法・治療等などをとても分かりやすく解説され、参加者からは「アレルギーに対する理解を深めることができた」「治療法の現状がわかり良かった」といったご感想を多数いただきました。
次にエピペン実習が行われ、徳山教授がエピペンの使用上の注意点などをレクチャーされた後、参加者全員が練習用トレーナーを用いて正しい握り方などを含め、打ち方の練習をされました。更に、希望された参加者数名に壇上に上がっていただき、積み重ねたバスタオルを大腿に見立てて実際のエピペンによる試技をしていただきましたが、「思っていた以上に持っている手に衝撃があった」と驚かれていました。アンケートの感想でも「本物のエピペンを使った様子を直に見せてもらい参考になった」、「普段手に取ることのできないエピペンに触れられて勉強になった」などと、大変好評でありました。
最後に質疑応答では、事前に頂いた相談内容や会場での質問に徳山教授が回答されました。子どもへの対応・生活管理指導表についてなど、様々な質問がございました。
参加された多くの方から“参考になった”と感想をいただき、とても充実した研修会であったと考えます。(文責 埼玉医科大学病院 アレルギー疾患相談室事務局 柳美由紀)

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