お知らせとコラム

埼玉医科大学病院アレルギーセンター > お知らせとコラム > コラム > アレルギー週間市民公開講座を開催いたしました

アレルギー週間市民公開講座を開催いたしました

開会のあいさつをする筆者開会のあいさつをする筆者

花粉症の講義を担当する埼玉医大耳鼻科上條篤准教授花粉症の講義を担当する埼玉医大耳鼻科上條篤准教授

市民参加者のみなさんからのご質問に答える筆者ならびに演者の先生がた市民参加者のみなさんからのご質問に答える筆者ならびに演者の先生がた

 スギ花粉症の季節がやってまいりました。例年この時期には公益財団法人である日本アレルギー協会が市民公開講座を主催しております。2014年度の第20回アレルギー週間の埼玉地区の講座は、「アレルギー週間市民公開講座2014~アレルギーの克服に向けて」というタイトルを冠して、2014年2月1日土曜午後、さいたま市のさいたま共済会館において開催されました。当センターからはセンター長永田が企画・司会を担当し、また耳鼻科上条准教授が花粉症の講義を担当いたしました。
会に先立ち、日本アレルギー協会幹事として、まず筆者がオープニング・リマークスを述べさせていただきました(写真1)。
そののち、まず「スギ花粉症」について本学耳鼻科上條篤准教授が、基本的なアレルゲン回避指導や薬物治療について、さらに最新のアレルゲン免疫療法である舌下免疫療法の話題までを含めて講義を担当されました(写真2)。上條准教授はこの日が講師から昇進された当日でまさに「記念講義」ともなり、熱弁をふるわれていました。とくに注目の最新治療、舌下アレルゲン免疫療法につきましては、センター長が責任編集者をつとめた日本アレルギー学会の「スギ花粉症におけるアレルゲン免疫療法の手引き」の著者(制作委員)のおひとりでもあり、実際的な解説をていねいにされていました。
ついで「気管支喘息」については大ベテランで気道疾患の第一人者である自治医科大学附属さいたま医療センター呼吸器内科教授の小山信一郎先生から、さらに「食物アレルギー」についていわつき小児科クリニック院長の戸塚隆太先生から、それぞれわかりやすいご講演を頂戴しました。
15分の休憩時間の間に質問をかいてもらって集計し、ラスト45分間で各演者あるいは筆者がそれを読みながら回答する形式で、Q&Aのコーナーをもたせていただきました(写真3)。この日は100人以上のご参加がありました。どの講演も好評であり、また活発な質疑応答が行われ、約2時間半があっという間にすぎてしまい、ご参加くださった市民のみなさんにとっても、大変有意義な講座になったものと考えます。 (文責:永田 真)

トップへ戻る