先日、3月14日、15日の2日間に第12回総合アレルギー講習会が開催されました。今年は藤田医科大学ばんたね病院総合アレルギーセンター小児科近藤康人教授が学会会長で、パシフィコ横浜ノース会議場で催されました。この講習会は医師や看護師、医学生を対象として毎年春に開催され、アレルギー疾患に関わる内容を、講義と実習の両面から学習する有意義な学会です。学会会長の紹介によると、今年の特徴は、内科や小児科などの専門分野を縦断的に学習するばかりではなく、疾患の垣根をとった横断的な視点で捉えることでした。
毎年盛会な講習会で、今年も多くの受講者が参加していました。この講習会に、埼玉医科大学呼吸器内科、アレルギーセンターから私を入れた7人の医師が、アレルゲン免疫療法の実習の講師として参加しました。
アレルゲン免疫療法はダニやスギの治療薬にてアレルギー体質を改善していく、アレルギー疾患に対する本質的な治療です。疾患症状の改善、治療薬の軽減、急性増悪の抑制といった効果に加え、新規アレルゲン感作予防効果があります。代表的な投与方法には皮下注射法と舌下投与法があります。当日はこの二つの方法を実習しました。
実習は会期中予定されており、2日目が私たちの担当でした。私たちはこの治療方法の概要を講義で説明し、皮下注射法の治療薬の作成や、舌下免疫療法の模擬演習を行いました。参加した方々皆さんが熱心に実習に取り組んでおり、活発に質問をしていました。
アレルゲン免疫療法はアレルギー疾患の診療には欠かせない治療法です。アレルギー疾患を専門としている先生方には、この実習に参加して、ぜひとも習得していただきたい治療法です。
(文責 呼吸器内科 杣知行)
