昨年の日本アレルギー学会学術大会ではセンター長(永田)が大会会長を務めさせていただきました。来年度はアレルギー学会より大会サイズは小さくなりますが、第53回日本職業・環境アレルギー学会学術大会につきましても、当センターが担当して開催させていただきます。近年、COVID-19パンデミックあるいは地球温暖化、さらにウクライナ危機などにも代表されますように、我々人類を取り巻く環境が、かつてない急激な変化を示しております。アレルギー疾患は環境の影響を大きく受けますゆえ、これらの変化によって 病態あるいは臨床像が修飾されてきている部分が大であります。
そこで本学術大会のテーマを「ヒトを取り巻く環境変化とアレルギー疾患」とさせていただきました。当センターとして全力で運営にあたりたいと存じます。2022年5月27日(土曜)-28日(日曜)に東京・秋葉原のコンベンションホールにおいて開催しますが、WEB参加も可能なハイブリッド形式の予定です。
本学会は職業・環境因子の関与するアレルギー領域に特化して長年にわたって開催されてきた伝統のある学術集会であります。多くのトップランナーのご講演を聴講できるビッグチャンスにもなります。
アレルギー患者さんのための“患者中心的・総合アレルギー診療”におおいに還元されてゆくべき有益な学術集会となることを祈っております。なお看護師等、研修医、学生は参加費無料とする予定です。みなさまのご参加をお待ちいたしております。(文責:永田 真)