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アレルギー週間市民講座を開催いたします

2020年2月1日の土曜午後13時~15時30分に、県東部の上尾市文化センター(上尾市二ツ宮750)5Fホールにおきまして「アレルギー週間市民公開講座2020」を開催いたしました。土曜の午後にもかかわらず、多くの市民のみなさんにご参加いただきました。筆者が到着しましたところ、まず地元選出とおもわれる衆議院議員の大島敦さんというかたから、市民講座への祝意と謝辞のお手紙を頂戴いたしており、いきなりまず感激いたしました。小生のオープニング・スピーチでは、民間医療でとくに医学的証拠のない高額な商品も横行していること、アレルギーの治療は実は相当に発達してきており、ご参加くださった市民のみなさまには教養として知っていただくとともに、ぜひお身内等のアレルギー疾患患者さんのご参考となってほしいことを申し上げました。

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 そののち、当センタースタッフの耳鼻咽喉科上條篤教授から「スギ花粉症」についてのご講演を頂戴いたしました。疫学的にスギ花粉症が増加していること、また各種の薬物療法の進歩、そして根本療法でありますアレルゲン免疫療法などについて解説をしてくださいました(写真下)。

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ついで当センターOBでもあります埼玉県立循環器呼吸器病センターの高久洋太郎先生から「気管支喘息」についておはなしをしていただきました。同先生は喘息のメカニズムや治療、またとくに電子たばこを含む禁煙の重要性など、増悪因子の回避にも力点をおいて、とても分かりやすいお話をしてくださいました(写真下)。

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「トリ」として、本学小児科徳山研一教授に御登壇いただきました。徳山教授には「食物アレルギー」について講義をしていただきました。小児領域を中心に、現在社会問題とまでなっている各種の食物アレルギーの臨床病型や、またその管理・取扱い等の実際について、そしてとくに確定診断のための食物負荷試験の県内実施施設などについても触れていただきました(写真下)。

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県内のトップエキスパートの医師3名による講義のあとで、Q&Aコーナーでは市民のみなさまからの多くのご質問を頂戴し、先生方にお応えいただきました。

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アレルギー病がお身内にいるみなさまをふくめ、とくに県東部地区にご在住の市民のみなさまがたに、多少なりともお役にたてたなら幸いと存じます。(文責 永田 真)

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